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使用レビュー!「自転車メンテナンスグッズ5選」

こんにちは。
Mcqueenです!

今回は私が普段自転車メンテナンスに使用しているグッズを一部紹介したいと思います。

今回紹介するもの一覧
①タイヤレバー
・クリンチャータイヤの取り外しに使用
②携帯ツール
・ロードバイクのツールボックスに常備
ノギス
・自宅メンテナンスで使用
④ファイバーグリップ
・シートポストのずり落ち防止に使用
⑤トルクレンチ
・自宅メンテナンスで使用

①タイヤレバー
これはロードバイクに乗る人は誰もが一度は買った事がある物だと思います。
ここでは私が使っている物を紹介します。
「パナレーサー PTL タイヤレバー3本セット」です。
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これはレバーの角度、長さ、全てがちょうど良く、今まで使ったタイヤレバーの中で最も使い易いと感じました!
特にツメの角度が秀逸で、タイヤをめくった後にレバーをスポークに引っ掛け易いため、以前使っていたシュワルベのタイヤレバーと比べると作業がとても楽になりました!

 

②携帯ツール
これも必需品の一つですよね!?
皆さんも走りに行く時は持っていってると思います。
私が使っているのはこれです。
「TOPEAK(トピーク) ミニ 9 プロ」
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これはお店にあった中で価格と造りのバランスが一番良いと思ったものを購入しました。
ポイントは次の3点です。
・本体の大きさがちょうど良く、力を入れやすい。
・それぞれのレバーがしっかり付いており、知らないうちに本体からレバーが飛び出す事が無い。
・頼りない感じだが、タイヤレバーが収納されている。(非常用として考えておくと良いかも)

 

③ノギス
これは主にネット通販でパーツを買う際に、サイズを測るのに使用しています。
ハンドルやシートポストの径を測る時は、とても役に立ちました!
滅多に使う物では無い為、安物で十分かなという事でこれを使っています。
「Bigman デジタルノギス BM-803」
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多少造りが安っぽいですが、デジタルで表示が見易いのがポイントです。
何回か使っていると数値がズレる為、毎回ゼロ点で黄色いボタンを押してキャリブレーションすれば確実に測定できます。
必需品では無いですが、あればとても便利で重宝しています。

 

④ファイバーグリップ
カーボン製品のスリップ防止用グリスです。
これは細かい砂利の様な粒子のグリスになっており、カーボン製品をクランプする際に滑り止めとして塗布します。
具体的にはカーボンシートポストを付ける時などでしょうか。
しばらく乗っているとシートポストが下がってきてしまう・・・という方はこれを使ってみて下さい!
「FINISH LINE(フィニッシュライン) ファイバーグリップ」
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使い方としては、
フレームのシートポストのクランプ部分に2〜3cm程度の深さにわたって塗ればokです。
シートポスト本体には塗らないで下さいね!
シートポストをフレームに差し込んだ際に間違いなく外にはみ出ます。
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写真のクランプ部内側で白くなっている辺りにファイバーグリップを塗っています。
欠点としては、グリスの粒子が粗いためシートポスト本体にも擦り傷が付きます。
ただ、しっかりとした固定を維持する為には仕方ないと割り切っています。

 

⑤トルクレンチ
最後にトルクレンチを紹介します。
これは自分でハンドルやシートのポジションを頻繁に変える方は持っていた方が良いのではないでしょうか。
特にカーボンフレームの方はあると安心です。
ハンドルのステムやシートポストのクランプ部に
「Max torque 6Nm」とか書いてありますよね、
あれは「最大締め付けトルクは6Nmまでですよ」
という意味です。
あまり強く締めすぎると、クランプ部にヒビが入ったりカーボン素材が破損したりする為、締め付けトルクをコントロールする必要があるんですね。
「PWT デジタル トルクレンチ PDT-120」
※今もしかしたら入手困難かもしれません(2016/6/26現在)
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これは設定したトルクに近づくと「ピピピピ・・・」と断続音のアラームで知らせてくれ、設定トルクに達すると「ピー」と連続音になります。
締め付け不足や過剰締め付けを防ぐ為にはやはりあった方が安全ですね。
価格も1万円前後であまり高くなく、良い製品だと思います。
amazon:PWT-デジタル-トルクレンチPDT-120

以上、
私が普段使用しているメンテナンスグッズをご紹介しました!!
ではまた〜




立ちゴケして後ろのギヤチェンジがおかしくなった!?ディレイラーハンガー交換という選択肢

こんにちは。
Mcqueenです!

今回はディレイラーハンガーのお話しです。

もし運悪く立ちゴケしてしまい、更に良くない事に右側(変速機側)に倒れてしまって後ろのギヤチェンジがおかしくなってしまった事はありませんか?

そんな時はもしかしたら「ディレイラーハンガー」が曲がってしまっているかもしれません。

「何ソレ?」と思った方、安心してください。
写真を付けておきます。
黄色い線で囲ってある、変速機(ディレイラー)とフレームを繋げている部品です。

derailleur hanger

これは転倒した際に曲がる事で衝撃を吸収し、変速機(ディレイラー)とフレームを保護する部品です。
従ってディレイラーハンガーが曲がったという事は、お役目をしっかり果たしてくれた事になります。
正に体を張って他の部品を守ってくれています。

さて、こうなった場合にまずどうすれば良いかというと・・・

まず第一に自転車ショップへ持っていって修理してもらいましょう。

運が良ければ修正で治るかもしれません。
激しく曲がってしまって交換が必要になってしまった場合でもショップがディレイラーハンガーを在庫で持っているかもしれません。
運悪くそのショップに在庫が無くてもすぐに手配してくれると思います。

「どうしても自分で治したい!」
と思っている方、ここで私の経験談をお話しします。

最初に考えたのが、
「曲がったディレイラーハンガーを元に戻す」
これは諦めましょう。。。

私も散々試しましたが。。。ディレイラーハンガー、相当固いです!
しかも、どの角度が正常なのかが分かりません。

かなり頑張ってディレイラーハンガーを曲げる腕力と技術を習得しても、どの角度まで戻せば良いのか分からなければ迷宮入りです。
しばらく頑張ってその事に気づき、諦めました。

そこで購入となるのですが、
「そもそもこんな部品売ってる所を見た事がない。」
「何十社、何百種類ものフレームが世に出ている中で、自分の自転車用ディレイラーハンガーにショップで巡り合えるのか?」
という不安に駆られました。

そこでネット通販の登場である。

【ディレイラーハンガー バイク名 価格】

で検索したらamazonとwiggleでヒット!

商品に飛んでみるとamazonのは明らかに形が違うのでパス!
wiggleのは同じ形っぽい。メーカーは「Pilo Engineering」。

ン?どういう会社だ?大丈夫かな・・・
という事で会社を検索。どうやらイスラエルの会社の様子。

link:「Pilo precision machining bicycle parts」(http://pilo.co.il/)

ディレイラーハンガーのサードパーティとして割と実績がありそう。
wiggle経由で買うし、何とかなるかな・・・と思い購入しました。

結果:買って良かった。

到着に2週間ほど待ちましたが、ちゃんとフレームに合った物が届き、バッチリ治りました!
製品はこんな感じです。

pilo_derailleurhanger1

ちゃんとビスも付いてくる(想定外)

pilo_derailleurhanger2

 

私はいざという時の為に予備を一つ持つことにしました。
気になる方はこちらで調べてみてください!

wiggle:ディレイラーハンガー各種

ではまた~。

簡単!シートポスト交換テクニック

こんにちは。
Mcqueenです!

今回はMcqueen式シートポスト交換テクニックをご紹介します。

シートポストを交換する時に最も気にするのは「サドルの位置が復元できるか?」ですよね!?

でもサドルの高さや前後の位置を測って復元するのって面倒くさくありませんか?

今回ご紹介するのは測定せずに手っ取り早く交換後のサドルの位置を合わせる事が出来る方法です。

注意:交換前と1mmたりともサドルの位置が変わって欲しくない人には向いてません。

メリット
・作業時間が早い
・簡単

デメリット
・サドルが交換前と全く同じ位置に復元するとは言い切れない

では早速進めます。

1.用意する物

  • ヒモ(荷造りテープ、タコ糸など)
  • セロテープ

用意するもの

2.サドルの位置をメモリーする

①ヒモの先端をセロテープでサドルの座面に留める(この時、シートポストの延長線上にヒモを留めるようにしましょう)
サドル側

②シートチューブに沿ってヒモを垂らす
交換前

③垂らしたヒモの先端をクランクの中央に合わせてセロテープで留める(この時、ペダルは下死点にしておくと良い)
ペダル側

 

3.シートポストを交換する

①サドルをシートポストから外し、両端のセロテープが外れない様に注意して床に置く
交換中

②交換するシートポストを抜く
シートポスト抜く

 

4.新しいシートポストをセット

①新しいシートポストをフレームに差し込む
②サドルをシートポストに仮止め
③ヒモをシートチューブに沿って張り直し、シートポストとサドルを本締めして完了
交換後

 

以上です。
面倒な測定も不要で、ヒモをシートチューブに上手く這わせればサドルの前後も大きく狂いません。

1mmの誤差も許せない人には向きませんが、手っ取り早く作業を終わらせたい人、誤差は試走しながら調整すれば良いという人にはうってつけです。

興味のある方は是非試してみてください!

 

ではまた〜

相模原周辺おススメスポット「ZEBRA津久井本店」

こんにちは。
Mcqueenです!

今回はおススメスポットのご紹介です。

神奈川県相模原市にあるカフェ「ZEBRA Coffee & Croissant 津久井本店」です。
ローカルネタでスイマセン…

国道413号を橋本方面から三ヶ木に向かって行くと、津久井湖のダムを越えてしばらく進んでゴルフ場の坂がありますよね?
そう、あの登坂車線の坂です。
その坂の手前の左側にあります。(坂を越えて三ヶ木交差点まで行ってしまったら行き過ぎです)

お店は倉庫を改装した開放感のある空間となっており、「サイクリングの休憩」もしくは「休日にのんびり」にピッタリですよ〜。

概要
店名:「ZEBRA Coffee & Croissant 津久井本店」
HP:http://zebra-coffee.com/
定休日:木・金(祝日の祭は営業)
営業時間:9時〜17時(土、日、祝は18時)
外観:駐車場有「20台」※第2P含め

左:津久井湖方面から  右:三ヶ木方面から
左:津久井湖方面から  右:三ヶ木方面から

特徴
・店内の大型焙煎機で煎られた拘りのコーヒー
・手作りクロワッサン
店内に自転車を停められる
空気入れあり

レビュー
お店の入口はスロープになっており、自転車を押しながらドアを開け店内へ。店内を右手に進みバイクラックへ自転車をかけます。
自転車を見ながら休憩できるとてつもない安心感!
何と、空気入れまであるのだ。完璧である。

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毎度の「おひとりさま」である。空気入れ撮るの忘れた…

席を決めたら中央のカウンターで注文を。今回はアイスカフェラテとシナモンロールに決定!
アイスカフェラテはコクがあり香りも十分。暑かったのでグイグイいってしまうかと思ったが「味を楽しもう」と思わせてくれる美味しさ。

シナモンロールはシナモンの香りが良く、ゴロッとした大きめのレーズンが入っており大満足!
お店のウリはクロワッサンですが、サイズが大きく今回はパス。何人かでシェアしても良いサイズ感。
(写真なくてスイマセン…)

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シナモンロールは食べやすいようにカットしてありました!ナイス!

広々とした店内は大きなスピーカー、JBLのスタジオモニターが鎮座しており、BGMを聴きながらゆったりできます。

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おススメポイント(サイクリスト目線)
・自転車が店内に置ける
・安心の空気入れスタンバイ
・コーヒーおいしい(しかも高くない:400円前後)
・絶妙な立地
道志みちや牧馬峠、宮ヶ瀬湖周辺からも寄り易い

と、この様にコースにも組み易いので超おススメです!
機会があったら行ってみてください。
ではまた〜

おススメ自転車小説「サクリファイス」を読んでみた

こんんちは。
Mcqueenです!

今回は小説「サクリファイス」の紹介をします。

「いまさら?」と思う方もいるかも知れません。ただ、ロードレース好きとしては是非とも推しておきたい!ので記事にさせていただきます。


作品概要
・著者:近藤 史恵
・発売:2007年8月 新潮社
・あらすじ:高校時代に陸上競技で活躍し、インターハイ優勝まで成し遂げた主人公が「周りの期待や応援」に応え続ける事に重みを感じ、ふとTV観戦したツール・ド・フランスで、全選手が勝利を目指して走っている訳ではないという競技のシステムを知り自転車競技(ロードレース)に転向。しかし、所属したチームのエースには「過去に台頭してきた若手を事故に見せかけて抹殺した」という黒い噂が・・・


書評

あらすじを見て「なに?ミステリー小説?」と思った方もいるかも知れない。作者の近藤史恵氏は推理小説家である。

「推理小説家がロードレースの本って・・・どうせ浅い知識でリアリティの無い内容なんじゃないの?」と思った方は、ぜひ本作品を読んで欲しい。まず予想を裏切られるであろう。
サイクルロードレースとはどういうものかがとても分かりやすく物語の中に散りばめられていて、競技について知らなくても(知っている人についても飽きる事無く)スーッと読んでいける作品である。

後々「サクリファイスシリーズ」として続編が幾つか刊行される事になる本作品は、原則的に主人公の一人称で物語が描かれている。
我々読者は、周りの登場人物の心情や行動原理についての情報が、主人公の目線や経験からしか入ってこないのである。

従って、主人公以外の人物が何を考えているのか分からない(!?)実に見事にミステリー小説的な要素が含まれている。

主人公はチームのエースの座を狙う同期や、自分以外のエースを認めないと言われている現エースの言動について疑心暗鬼になりながらレースに挑む。
そして黒い噂となっている「過去に起きたエースの座を巡る後輩との事故」の真実を知り、作品タイトル「サクリファイス(犠牲)」が重い意味を持って主人公に投げかけられる・・・


と、詳細を書いてしまいそうですが、興味のある方は是非ご一読下さい。
気の利いた図書館には置いてあったりします。
もちろん書店、通販などでも購入可能です。

今回は本のご紹介でした!
ではまた~