こんにちは。
Mcqueenです!
今回はヒルクライムレース「サイクリングフェスティバルあさま・車坂峠ヒルクライムレース」のお話しです。
今年も出場して来たので簡単にご紹介します。
あ、決して順位争いとかハードな内容ではないです。
大会概要
・開催日:2016/5/15(日)
・場所:長野県小諸市「チェリーパークライン」
・コース概略:全長12km、平均勾配8.3%、獲得標高1005.3m
・エントリー費:6,000円(ランチパーティー券1,000円を含む)
・大会HP:http://asama-sports.org
特徴
・獲得標高と平均勾配が「ラルプ・デュエズ(wikipedia)」に似ている事から「日本のラルプ・デュエズ!?に挑戦!」とこっそりうたっている
・当日受付有り(前日受付も勿論有り)
・ 手作り感満載のゆるい大会
・ホウキ車が最終走者に優しい(足切り無し?)
レースレポート
レース当日4時起床。事前に用意しておいた荷物一式を車に積み込む。現地着替えがし易い様にレーパンだけ履き、その上に服を着て出発。
7時30会場到着。受付を済ませゼッケンを受け取る。
コンビニで買ったミネラルウォーターをボトルに移そうとしたその時である。
「Oops!ボトルを忘れた…」
そう、良くやるんですコレ。
参加賞でボトルが貰えるイベントならそれを使ってリカバリー出来るのですが、この大会の参加賞はレトルト食品の詰め合わせの為、それが出来ない…
「仕方ない、レース中の給水ポイントで受け取るか。」
コンビニで買ったミネラルウォーターは、緊急用にとペットボトルのまま自転車のホルダーへ。
で、レーススタート。
私がエントリーしたロードレーサーの部は9:30スタートです。
※タイム計測の無いエンジョイの部は9:00にスタートし、コース途中の【乙女スロープ】というギャラリーコーナーで一旦停止してロードレーサーの部の選手を待ち構え応援します。
以下、ざっくり書いていきます。
- 0~2km。勾配5%程度の緩い坂でスタート。後半に備えてマイペースで登る。
- 2.5~3.5km。勾配12~14%というキツめの坂がおよそ1kmにわたって続く。前半の最難所と言っても良い。ダンシングする人や斜行する人も出るが、ここで体力を消耗すると後半まったく踏めなくなると思い、淡々と登っていく。
- 3.5~6km。うっそうとした森の中を勾配8~10%の坂でクネクネと登っていく。この辺で自転車を降りて押し歩く人がパラパラと出てくる。
- 6km地点。ようやく半分。コース上最も勾配の緩い部分【乙女スロープ】があり、そこで紙コップに入った水を受け取り給水。地元の方やエンジョイの部の方たちの声援を受ける。ここでだらしない顔は見せられないので、「キリッ」もしくは「余裕だぜ」的な表情で進む事をおススメする。
- 6~9km。勾配8〜10%が続き、つづら折りが出始める。さながらラルプ・デュエズのよう。標高が上がるにつれだいぶ空が近くなっていく。この辺で、ある異変に気付く。
- 「あれ、去年よりだいぶペースが遅い??」「しかも、もう背中が筋肉痛・・・!?」
- 「なぜだ??」おかしいと思いながら痛みを分散する為にダンシングを行う。その拍子で上半身を使ってペダルに体重をかけるペダリング思い出す。「あ、これだ!こうやっていつも踏み込んでたんだ、そういえば・・・」
- 心拍数が上がるのを嫌って腰から下だけを使ってペダルを回していたのがアダとなっていたようだ・・・ようやく気付いたが時すでに遅し。上半身のアシストを使わなかったせいでいつもより早く背中が張ってしまい、強く踏み込めなくなっていた。
- 10km地点。後半の難所である【給水所ストレート】に差し掛かる。ここはつづら折りを曲がって視界が開けた途端、一直線の坂が目の前に現れ、「ヘトヘトになった心よ折れろ!」と言わんばかりの場所となっている。
- つづら折り抜ける→先が見える様になる→まっすぐ坂道(遥か先まで)→「エッ!?」→サイコン【勾配11%】の表示→「これがあそこまで続くのか・・・」→「もう歩いても良いんじゃね?」→いつもの葛藤タイムの始まり
- そう、実は私はここで毎年挫けそうになっている。救いなのが途中に【給水所】がある事である。とりあえず「あそこまで頑張ろう!」と思えるので、そこまでじりじりと進む。
- 毎年ここでは自分のドリンクがあっても給水を受け取っている。多分、「頑張れ!」とか「あと2km!!」とかいう応援が欲しいからだと思う。ここで力を分けてもらい(あと2kmもあるのか・・・)と思いながらも自分を奮い立たせる。
- ラスト1km。ここまで一切の下り、平坦区間なしで登りっぱなしである。いよいよ坂の頂上にゴール地点の【高峰高原ホテル】が見えてくる。「あそこでゴールだ!」と思い最後の力を振り絞ると、突然つづら折りが現れ!?まさかのUターンしてゴールに背中を向け反対方向に登りはじめるという【ダマシ】がある。
※教訓「ゴールが見えてもすぐに全力を出してはいけない」
- ダマシのつづら折りを超えると最後のカーブが現れる。再度ゴール方向にUターンして、ようやくゴールである。いつもはダマシ折りからラストスパートをするのだが、今回はもう余力が残っていない・・・既にゴールした選手達から熱いゲキが飛ぶが、もう燃えカスである。ノロノロとゴール。
- 頂上では豚汁やバナナが振る舞われる。山頂の眺望で記念写真を撮ったりとのんびり過ごした後、いくつかの集団に分かれて下山。
- ペースメーカーを先頭に6km下り、休憩を挟んで残りの6kmを下る。これは長い下りでブレーキを握る握力を回復させる為であり、安全に下山する配慮となっている。
以上、今回のレースレポートです。
私は「かなり遅い人」なので参考にならないと思いますが、10km以上も足休めなく坂が続く峠は珍しいと思い紹介させてもらいました。
2016年度の大会は終わってしまいましたが、普段も道路として使用しており、自転車も通行可なので興味のある方はチャレンジしてみてください!
山頂からの景色
表彰式の模様
今回の参加賞
実行委員、運営の皆さま。地元の皆さま。大会運営ありがとうございました。とても楽しめました!
私はこの大会を毎年の楽しみにしています。拙いレポートでしたが興味の出た方はぜひ来年参加してみてください!
以上、車坂峠ヒルクライム レースレポートでした。
ではまた〜
- ルートラボ【車坂峠ヒルクライム】